
針槐の会グループ展「有象無象百楽繪 vol.5」無事終了致しました。
冬将軍も到来し、会期中は寒くて吹雪く日も多かったのですが、沢山の皆様に足をお運びいただき、ほんとうにありがとうございました。
私はあまり会場入りできなかったのですが、「もふもふに癒される」とおっしゃってくださる方が結構いらっしゃいまして、とてもうれしく、励みになりました。
昨年参加したイベントで「絵は掛けたらおしまいだからね〜。日常使えないし。」とおっしゃるお客様がおりました。たしかに、絵って具体的に役に立つものではないですよね。どうせお金を払うなら、毎日触れて、楽しめるもののほうがいいし、壊れることもあるけれど、また新たな出会いも楽しめる。そうか、そうだよな〜と。
今までそんなことは考えたこともなかったので、そう感じてからは、絵って役立たずなの?そんな役にも立たない物を私は一生懸命創作しているの?と自問自答する日々でもありました。
もちろん、イベントで展示していたイラストを気に入ってご購入いただいた方もいらっしゃいましたので、その方には何かの役に立っていると思っているのですが、ちょっと悲しくなっていたことも事実です。
そもそも、自分が描いているのはイラストなのか?という所に思い至り、イラストは本来ものごとをわかりやすく表現し、伝えるためのものではないのか?果たして自分の描いてる絵はイラストというジャンルにはまるのか?と、そんなことまで考え始めてしまいました。それは以前から思っていたことでもありましたが、このグループ展を終えて、あらためてしっかりと方向性をさだめ、本当に自分が表現したいものを描いていきたいと思ったのでした。
ジャンルがどうこうとか、役に立つとか立たないとか、結局そんなことはどうでもいいことで、それは絵を見た人がどう思うかの問題で、私が悩んだ所でどうしようもないことだという結論に到達(笑)。
そんなわけで、これからも自分が描きたいことを描きたいように描いて行く!そう思わせてくれたグループ展でした。参加してよかったです^^。